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コトノハ#24

February 27, 2019

先日、自分が木材コーディネーター養成基礎講座でお世話になったNPO法人サウンドウッズが主催するワークショップに参加してきました。

講師は、師匠の能口さん。

フィールドは、前回もパタゴニアのスタッフの方々と一緒に案内していただいた、丹波の五台山。

ほぼスギ・ヒノキの人工林。

前回訪れたのは数年も前の話で、台風による土砂災害が発生する前だった。

 

能口さんのお話は、いつも会うたびにどんどんマニアック化(進化)していってますね。

発想を変えるというか、今までの林業のあり方を根本的に覆す(元に戻す?)というか。

いやいや、感心させられっぱなしでした。

間伐や抜き切りをセットで考えて施業する。

つまり、悪いものは間伐し、構造材として使えるものは抜き切りをする。

その割合、約7:3。

ただ残念な事に、その抜き切りで得られる構造材としての価値がなくなってきているということ。

「単純に切ればいい」の考えが蔓延してて、「森づくりのイメージと計画性を持って切る」という考えがなくなってしまっているのが原因の一つでもある。

一説によると、ヒノキの値段がスギより低くなってしまってるらしいですね。

いろんな歪みが出てしまって、今後マーケットを正していく必要があるんだけど、そこで能口さんはいろんな仕掛けで取り組もうとされています。

 

その具体的な手法が、「流通を逆算するシステム」。

本当に驚きました。

通常、単価がある程度想定できる原木を出してから、その価値だったり活用法を考えるパターンが多く、そこで頭を悩ますケースが多い。

うまく材が売れないと、当然山主さんは施業者に支払いっぱなし、となる。

能口さんは、原木を切り出し製材された段階で品質に応じて値段をつけ、それから原木単価を決めるという逆算の手法を導入しようとされている。

つまり、正当な金額が山主さんに還るというシステム。

良い材が取れる山は、当然良い値段で取引され、価値の高い山となる。

そして、そのための施業を計画していく。

まあ、これが普通であるべきなんだろうけど。

 

今後の森づくりにおいては、製材技術や知識をある程度もった人(商材価値が正当に判断できる人)が施業に関わる必要があるんだと感じました。

八百材舎が主催する「森の学び舎」のフィールドは広葉樹林中心ですが、今後の一つの指針として、学び舎の森全体が100%商品化できると想定して、どの程度の価値があるのかを算出してみようと思ってます。

その根拠を持って、山の所有者さんに話をしたら、きっと考え方が変わるんじゃないかな。

森づくりを、ちゃんとしていこうと思ってもらったら。

 

 

 

 

 

 

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