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コトノハ#16

February 10, 2019

先日、神戸の小野八幡神社の宮司さん一家にご招待いただき、(不慣れな)フレンチレストランに行って参りました。

カトラリーが音を立てて落ちたらどうしようとか、食べこぼしたらどうしようと、しょうもない不安話を直前までバイオマスの高橋さんとしながら。

蓋を開けてみたら、いやー、実に素敵なレストランでした。

変に雰囲気も硬くなく、サービスも嫌味なく、お料理の味付けもしっかり。(居酒屋の味に慣れすぎてるからね)

お皿の何気ない演出だったりとか、カトラリーへのこだわりとか、ワインのチョイスとか、本当に良かったなーと。

またプライベートで行きたいところです。

(すみません、グルメレポートに関する語彙が弱くて…) 

 

あれはちょうど1年前でしたかね。

神社さんの敷地が一部縮小されるということで、御神木のクスノキを大量に伐採しなくてはならなくなり、宮司さんご一家の「どうにか御神木を活かしたい」という強い希望があって、知人を介して自分に白羽の矢が立ったのは。

この御神木への思い入れが相当あったみたいなので、再建される鳥居の柱や扁額、社務所のカウンターテーブルや木札・絵馬、新たにつくる植栽地の土やマルチ材(チップ)などに再活用しようということになり、丸太の保管・製材・素材化までをバイオマスさんと引き受けることになったのです。

で、現在は粗製材を終えて、乾燥させている段階。

2〜3年後を見据えた、長いスパンでの取り組みとなっています。

 

この敷地縮小に関しては、神戸市も巻き込んでいろいろあったみたい。

詳しいことは分からないので、あえてどっちがどうとか言うつもりはないんだけど、縮小された後に元敷地内にできるタワーマンション完成のイメージ図を見たときに、「この街、何がしたいの?」と思わず考え込んでしまうぐらいの衝撃を感じたのを覚えています。

どうもこの街は、開発して一掃・一新することが大好きみたいで、観光的な場所を除いた地域の文化とか歴史を軽視しているような気がします。

阪神大震災があった時、この神社が果たした役割は相当大きかったみたいで、また生活コミュニティーの核として、学びや教えを伝えている場だったということも聞いているので、工事計画の段階でちゃんと議論をしたのかとか、いろいろ思うことがありました。

 

この頃、空き施設や物件を利用しての“おしゃれ〜”なリノベやコミュニティー再生がお盛んだけど、個人的にはこういった社寺を中心としたコミュニティーづくりや、学校などでは教えないような日本人の生活文化を広めていく場ってすごい大事なような気がするし、そうあるべき動きになってほしいと思う。

 

幸いにして、今年の厄神祭には工事中で敷地がかなり狭くなったにも関わらず多くの参拝者の方が来られているのを見たり、隣接する公園でふるまい甘酒やどんと焼きがなされたりする光景を見て、これからの動きに少し期待が持てるような気がしたし、ちょっと楽しみでもあるかな。

微力ながら、なにか協力できればと思う。

 

御神木伐採工事の時に、悲観していたご家族の方に思わず掛けた言葉があります。

「今の状況を Better と捉えて、どう Best にしていくかを考えましょう。」って。

右田農園のお父さんから授かった格言。

この事については、また今度。

 

 

 

 

 

 

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