コトノハ#12
ここのところ、篠山に行っても八百材舎の仕事に集中できません。 故に、事業を始めたは良いけど、販路開拓もスタッフへの仕事配分もままならない感じ。 まあ、地域おこし協力隊のコーディネート業務がどうしても篠山では中心になってしまうので、なかなか時間を割けずにいて、ちょっとイライラも募っちゃう。(自分に対してね) そんな協力隊コーディネート業務も、今年度(あと2ヶ月)で終わるんだけど、ぶっちゃげ言うと、人の世話をするよりプレイヤーでいた方が合ってるんだな、と実感した2年間でした。 もちろん、協力隊の子達が成長するのを見るのは楽しいし、何と言っても彼らを通じて篠山の方々と広く知り合いにならせていただいたことは、自分にとってすごい収穫ではあるんですけどね。 自分がコーディネーターとして就任した時、正直彼らが何の活動をしていたのか、そもそも協力隊の採用制度がどのように運用されているのか、なんで「協力隊は何をしているのか分からない」といった声を地元の方々から聞き漏れていたのか、分からないことだらけでした。 その他にもいろいろ事情があったにせよ、最初の一年は既定路

オンノネ#3
New Order 「True Faith」。 アメリカ時代全盛の、自分の青春に胸苦しんだ時期の曲。 今聴いても、きゅんきゅんする。 でもこの人たち、ライブはすこぶる下手 笑。

コトノハ#11
昨日今日と、淡路景観園芸学校でインストラクターをしていた時代の教え子と共に、神戸の花隈にある神戸自由学院のガーデンを、生徒さんたちと一緒にリノベしてきました。 教え子は現在、「暮らしと植物」という屋号で岡山県を中心に活躍していて、気がつけば自分の施工現場も手伝ってもらったりしている、なんとも頼もしい相棒になっています。 神戸自由学院さんとは、もうかれこれ10年以上の付き合いになりますかね。 特に何かを一緒にやったわけではないのですが、校長先生の田辺先生やスタッフの竹林(通称:ちくりん)さんは何かとミドリカフェに遊びに来てくれたりしてくれていました。 当初は「神戸フリースクール」という名前で、ガーデン横の一軒家で経営されていたんですよね。 今はその一軒家は無くなって、すぐ近くのビルで「神戸自由学院」として開業されています。 まあ、自分はとにかくこの田辺先生を尊敬してやまないわけで 笑。 教育論に対する持論がすごいし、行動がパンクだし、そしてとってもいい加減なんだけど。 とある場で、活動報告を一緒にする機会があったんだけど、審査員の方から「事業収支の

コトノハ#10
先週末、篠山で「30年後の森を描く研修会」で、実際に森づくりをイメージするのと、その想いを伝えるための商品イメージの洗い出しをしました。 今回は、自分が講師担当だったわけですが、いやーなかなかの経験でしたね。 普段、緑・庭系のワークショップをする時、参加者層は大体30歳代前後が多いのですが、今回はほぼ60代歳前後。 「30年後を想像してください」といっても、ピンと来ないみたいで、最初のうちはなかなかディスカッションが進みませんでした。 現状を嘆き、他人のアイデアを斜め目線で否定してみたり、とよくあるパターンな感じの雰囲気になるのですが、その中でも20代の子たちが熱い思いや、意見を毅然として諦めずに言うと、議論が自然と乗ってくるかのを目の当たりにしました。 でも、そもそも30年後のライフスタイルがどんなものになるか、自分自身でもよくイメージが湧かないんですよね。 だって、携帯電話なんて20年そこそこに出だして、スマホが主流になったのも、つい10年前。 他人と情報共有できるプラットフォームがクラウドにあって、貨幣経済から信用経済へ移行して、マーケット

コトノハ#9
去年の11月頃から、篠山にある東雲高校の授業の一環で、リノベされた廃校(旧福住小学校)に前庭をつくるワークショップを行いました。 全部で、6、7回くらいしたかな? 現状を調査して、解析して、プランニングして、施工するまでの一通りの流れを、1回2時間という枠内で振り分けながらやりました。 もともと、ツツジやらヒイラギの整形された樹木が立ち並ぶ場所を、みんなで一生懸命抜根して、整地しての大作業。 みんな、ひたすらもくもくとやってくれました。 今回のプランは、ほぼ9割生徒さんがプランした内容を反映させました。 あえて自分の主張は入れ込まず、最後の微修正だけ手を加えた感じです。 和洋折衷のユニークな庭ができたのですが、なかなか自分にとっても学びの多い現場でした。 まずはプランニングの段階。 普段、一般の方々向けにやっている手法をそのまま使ってみたのですが、やっぱり圧倒的に「庭」という場に触れる機会が少ない年代でもあったのか、最初の方はなかなかエスキスが進みませんでしたね。もうちょっと、分かりやすく翻訳しながら指導すべきだったと、ちょっと反省しています。
コトノハ#8
one of them にならないこと。 昨日、久しぶりにとある友人たちとご飯を食べました。 高校生の時からミドリカフェに通ってくれてたN君と、そのN君が去年入社した会社の上司Mさんは、自分も森関係の仕事でいろいろお世話になっている人。 いやー、感慨深かったですね。 高校生だったやんちゃな子が、今は自分と一緒に仕事をしている友人の会社に就職している。 時の流れを感じます。 入社一年目とあって、いろいろ悩みも多いみたいですね。 自分のやりたいことと、組織の一員としてやらないといけないこと。 そのバランスを取ること。 自分の場合、職人たち(造園の設計デザイナー)が集う組織にいたので、かなり個人プレー中心で動いていた記憶があるなー。 プロジェクトとしてチームで動いていた時もあるけど、基本最初から最後まで、役所との打ち合わせも含めて全てを一人の責任で請け負う。 大変だった時期には、公共事業ばっかり6案件同時進行なんてこともあったっけなー。 あれは一人でないと、逆に動けないと思うんだけど、それでもまあ、よくやったもんだ。 そんなこんなで、彼のような立場に身

コトノハ#7
現在5つの業務を請け負いながら、合間を縫って八百材舎やバイオマス丹波篠山さんのサポートをしているわけですが、去年の11月からバイオマス丹波篠山さんとの共同企画(主催は兵庫県丹波県民局)で、「30年後の森を描く研修会」というのを運営しています。 今まで、篠山の二次林と丹波の人工林の現状を学び、生産・流通過程の一つである原木市場を見学しました。 そして今週の土曜日が、自分担当の「30年後の森のプランづくり」。 これが非常に悩ましいです。 というのも、参加者(地元の方々)の年齢層が結構高めなのと、どう今までの流れを今後のプログラム予定の「商品開発」につないでいくかが非常に難しい!笑 現状調査から基礎的な知識を学び、プランを作って、最終的には商品開発という流れをつくったまでは良かったのですが、それぞれの担当を各分野のプロたちにお願いしたので、一貫した流れを共有しきれないまま来てしまったような感じもします。 まあ、発注から開催までの時間がなかったことを加味しても、調整の難しさを改めて実感している今日この頃です。 とりあえず今回の流れとしては、「30年後の森
コトノハ#6
関わる事で良し、としないこと。 ここ数年、とある事業を通じて「地方創生」とか「地方活性」の名の下、いろんな取り組みやプロジェクトを間接的にだけど見てきました。 その中でやっぱり思うのは、成功している案件はほんの数例で、あとは補助金をだぶだぶに使ったり、地域の資源や人材を使うだけ使っただけのような、消費し尽くされたような抜け殻だけのもの。 つまり、「関わる」ことが「成果」として扱われていること。 結果、引き継ぎもまともにせず、その後のモニタリングやマネジメントすら行わず、取り残されている人たちや資源・商材などを多く見てきました。 また、メディアに扱われる部分もその表面的な事柄ばかりで、その後のことはあまり伝えない。 本当に、一体何なんだろうと思う。 何もこれは地方の話ばかりでなく、都市部でも同じようなことが言えると思います。 ぶっちゃげ言ったら、一昨年に話題にあがった神戸でのクリスマスツリーの、その後がどうなったとか、喜んで写真撮ってインスタ挙げた人たちの殆どが興味なんかないでしょう。 と言うか、忘れ去った人たちも多いのではないでしょうか。 根っこ

オンノネ#2
本物の「世界の終わり」。 このライブで、ロックンロール・バンドと言われたものも終わったような気がする。 一度、ライブ行きたかったなー。

コトノハ#5
パソコン内の、過去の写真データの中から懐かしいのが一枚出てきたので。 パタゴニア・スタッフの岡田さん。 自分みたいなチャラチャラした波乗りでなく、バリバリゴリゴリのサーファー。 ミドリカフェとパタゴニアさんとの付き合い、結構長いんです。 あれは確か8年前ほど、当時岡本にあったミドリカフェに、スタッフの女性が遊びに来てくれたことが始まりでした。 ミドリカフェとして自分たちが、マクロビとかオーガニックとかスローとかに、少し疲れ気味な時期だった頃でした。 遊びに来てくれた彼女(スタッフさん)の奔放な生き方の中にも、ちょっとした自然に対する哲学みたいなものが垣間見れたのに惹かれたのと、パタゴニア創始者のイヴォン・シュイナードの著書を拝読させてもらって、自然に対する理念・人としての責務についての考え方などに衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えてます。 確か、『社員をサーフィンに行かせよう』というタイトルだったと思います。 自分(自己)に対する投資や気遣いというより、自然との関係性や俯瞰的な視点で見た人としての営みといった部分に、「ああ、求めてたのは、これこれ」